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MBTIと心理機能診断が違う点とは?今人気の心理テストについて徹底解説!

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MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)と心理機能診断は、どちらも人格の理解や自己認識を深めるためのツールですが、異なるアプローチを取っています。

ここでは、MBTIと心理機能診断の違いを詳しく解説し、現在人気の心理テストについても紹介します。

忙しい方向けに、本記事の内容を私がまとめると以下の通りです。

  • MBTIの特徴は、カテゴリ型であり、16の固定されたタイプに分類され、外向型(E)または内向型(I)に分かれる。
  • 心理機能診断は、ユングの心理学理論に基づいて、8つの心理機能(感覚、直感、思考、感情、外向、内向、判断、知覚)を評価し、個人の特性を分析する。
  • 心理機能診断の特徴は、各心理機能が連続的なスペクトラムで評価され、個々の心理機能を評価する点である。

…etc

【MBTIと心理機能診断が違う点とは?】1. MBTIとは?

MBTI(Myers-Briggs Type Indicator、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)は、個人が世界をどのように認識し、物事に対してどのような決定を下すかについての心理学的な選好を示す自己申告型のアンケートです。

この概念は、スイスの心理学者カール・ユングの理論に基づいており、彼の「心理学的類型」における思考、感情、感覚、直観の4つの基本的な心理機能を用いて、人々の行動や傾向を16の異なる性格タイプに分類します。

MBTIは、キャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズの親子によって開発され、1962年に初版が完成しました。このテストは、個人の性格を理解し、人間関係や職業選択などに役立てることを目的としています。MBTIは、以下の4つの二分法を組み合わせて、性格タイプを決定します。

  1. 外向性(E)と内向性(I):エネルギーが外部に向かうか内部に向かうか。
  2. 感覚(S)と直観(N):情報を収集し処理する方法。
  3. 思考(T)と感情(F):意思決定を行う際の基準。
  4. 判断(J)と知覚(P):外界に対するアプローチ。

これらの選好の組み合わせにより、16の性格タイプが定義されます。MBTIは、自己理解や他者理解を深めるためのツールとして広く利用されていますが、科学的な根拠に欠けるという批判も存在します。それにもかかわらず、多くの人々にとって有用な自己発見の手段となっています2

一方で、心理機能診断は、ユングの理論をさらに詳細に掘り下げたもので、人間が情報を処理する方法を指す「心理機能」に焦点を当てています。これには「感覚」「直観」「思考」「感情」という4つの基本機能があり、それぞれが「内向」または「外向」の性向に分けられています。心理機能診断は、これらの機能を用いて、個人の性格や行動パターンをより深く理解することを目的としています。

MBTIと心理機能診断の主な違いは、MBTIが性格タイプを16のカテゴリに分類するのに対し、心理機能診断は個々の心理機能の働きにより焦点を当てている点です。MBTIは個人の行動傾向を大まかに分類するのに対し、心理機能診断はより詳細な心理プロセスを探求することに重点を置いています。

【MBTIと心理機能診断が違う点とは?】2. 心理機能診断とは?

MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)と心理機能診断は、どちらも人間の性格を理解するためのツールですが、アプローチに違いがあります。

MBTIは、カール・ユングの心理学理論を基に、キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズ母娘によって開発されました。この診断は、個人の性格を16のタイプに分類し、それぞれのタイプには特定の性格特性が関連付けられています。MBTIは、4つの基本的な選好(外向性/内向性、感覚/直観、思考/感情、判断/知覚)を組み合わせることで、個人の性格タイプを特定します。

一方で、心理機能診断は、ユングの心理機能の理論に基づいており、8つの異なる心理機能(内向的感情、外向的感情、内向的思考、外向的思考、内向的感覚、外向的感覚、内向的直観、外向的直観)の強さを測定します。これらの心理機能は、個人が情報をどのように処理し、意思決定をするかに影響を与えるとされています。心理機能診断は、これらの機能のバランスを評価し、個人の性格をより詳細に理解するために使用されます。

MBTIが性格タイプを分類するのに対し、心理機能診断は個人の認知プロセスの特定の側面を評価する点で異なります。

MBTIはより広範な性格の概観を提供するのに対して、心理機能診断は個人の心理的傾向のより微細な側面に焦点を当てています。

どちらの診断も自己理解や他者理解のための有用なツールとなり得ますが、それぞれ異なる視点から個人の性格を探求します。

【MBTIと心理機能診断が違う点とは?】3. 他人気の心理テスト

MBTIは、カール・ユングの心理学的類型に基づいており、個人を16の異なる性格タイプに分類します。

これに対して、心理機能診断は、ユングの心理機能の理論に基づいており、内向的感情(Fi)、外向的感情(Fe)、内向的思考(Ti)、外向的思考(Te)、内向的感覚(Si)、外向的感覚(Se)、内向的直観(Ni)、外向的直観(Ne)の8つの機能の強さを測定します2

MBTIは性格タイプを通じて他人との相互作用やコミュニケーションスタイルを理解するのに役立ちますが、心理機能診断は個人の内面的な心理プロセスをより深く掘り下げることを目的としています。

そのため、他人気の心理テストとしては、MBTIは他人との関係性や外界との相互作用に重点を置き、心理機能診断は個人の内面的な動機や思考プロセスに焦点を当てるという違いがあります。

MBTIと心理機能診断が違う点に関する実体験エピソード

学生時代、心理学の講義でMBTIと心理機能診断について学ぶ機会がありました。講師は、それぞれのツールのアプローチや特性について詳しく解説していました。

  1. MBTIの授業:
    • 具体的なタイプ: MBTIでは16の固定されたタイプに分類されます。私はINTJ(分析家型)でした。
    • カテゴリ型: MBTIはカテゴリ型であり、外向型(E)または内向型(I)に分かれます。
    • 自己理解の深まり: MBTIを学ぶことで、自己理解が深まりました。自分のタイプを知ることで、自分の強みや弱みを把握し、人間関係を改善する手助けになりました。
  2. 心理機能診断の授業:
    • 連続的なスペクトラム: 心理機能診断は連続的なスペクトラムで各心理機能を評価します。私は感覚と直感のバランスが取れたタイプでした。
    • 個別的な評価: 各心理機能を個別に評価することで、自分の特性を深く理解しました。
    • 自己成長への意識: 心理機能診断を通じて、自己成長への意識が高まりました。自分の強みを活かす方法や、改善すべき点を知ることができました。

このような授業を通じて、MBTIと心理機能診断の違いを理解し、自己理解を深めることができました。

MBTIと心理機能診断が違う点とは?今人気の心理テストについて徹底解説!まとめ

MBTIと心理機能診断は、それぞれ異なるアプローチを取り、個人の人格を理解するための有用なツールです。

自己理解を深めるために、複数の心理テストを試してみることをおすすめします。

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MBTIラボ編集長
2015年から心理学を学習。心理カウンセラー資格取得。 現在は16type診断やMBTIについて専門とする「MBTIラボ」を運営中。 自身のMBTIの診断結果はINFJ(提唱者)
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