INFJの心理機能とは?その特徴などについて徹底解説!
INFJは、MBTIの16タイプの一つで、内向的直観(Ni)、外向的感情(Fe)、内向的思考(Ti)、外向的感覚(Se)という心理機能を持っています。
この記事では、INFJの心理機能とその特徴について解説します。
忙しい方向けに、本記事の内容を私がまとめると以下の通りです。
- INFJは独自の視点で物事の本質を捉え、理想を追求するタイプであり、他人の感情やニーズに敏感でサポートすることができます。
- INFJの主要な心理機能は内省的直感であり、未来の可能性を見通し、抽象的な概念や理論を理解します。
- INFJの補助機能は外向的感情であり、他人の感情や価値観に敏感で人々を助け、支援します。
- INFJの第三の機能は内省的思考であり、論理的かつ客観的な分析を行い、決断を下す際に重要な役割を果たします。
- INFJの下位機能は外向的感覚であり、現実世界との接続を担当し、ストレスが高まった時に表れることが多く、大局を見る傾向があります。
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INFJとは
INFJは、内向的(I)、直観的(N)、感情的(F)、判断的(J)の4つの指標を持つタイプです。
INFJは、独自の視点で物事の本質を捉え、理想を追求するタイプです。
INFJは、自分の内側で無限の領域を探求し、そこから得たルールを自身の日常生活に適用します。INFJは、他人の感情やニーズに敏感で、サポートすることができます。
INFJは、未来のことや物事の裏側に注目し過ぎるあまり、目の前の現実がおろそかになりがちです。
INFJの主要な心理機能概要: 内省的直感
INFJの主要な心理機能である内省的直感は、彼らの想像力豊かな思考と深い洞察力の源です。
この機能によって、INFJは未来の可能性を見通し、抽象的な概念や理論を自然と理解します。
彼らはしばしば、言葉にできないほどの強い直観を感じ、それに従って行動することが多いです。
この直感は、人間関係や社会的な問題に対する彼らの敏感さを高め、他者への深い共感を生み出します。
【INFJの心理機能】補助機能: 外向的感情
INFJは外向的感情を補助機能として持ち、これによって他人への深い理解と共感を示します。
彼らは周囲の人々の感情や価値観に敏感で、その情報を利用して人々を助け、支援することを目指します。この機能は、INFJが提唱者として活動する際に、人々の心に響くメッセージを伝える力となります。
【INFJの心理機能】第三の機能: 内省的思考
内省的思考はINFJにとって第三の機能であり、彼らが情報を処理し、決断を下す際に重要な役割を果たします。
この機能によって、INFJは論理的かつ客観的な分析を行い、自分の直観や感情に基づく決定に一定のバランスをもたらします。
しかし、この思考機能はしばしば背景に隠れがちで、INFJ自身も意識下で使用していることに気づかないことがあります。
【INFJの心理機能】下位機能: 外向的感覚
外向的感覚はINFJの下位機能であり、現実世界との接続を担当します。
この機能は通常、ストレスが高まった時に表れることが多く、INFJが現実に焦点を合わせるのを助けます。
しかし、この感覚機能は発達が不十分なことが多く、日常生活の細かいディテールに気を取られることなく、大局を見る傾向にあります。
INFJの心理機能
心理機能とは、ユングが定めた意思判断、情報受容のための8つの機能のことです。
意思判断のための機能が「感情(F)」と「思考(T)」、情報受容のための機能が「直観(N)」と「感覚(S)」と定義されており、それぞれ内向と外向の2種類ずつが存在し合計8種類となっています。
MBTIやタイプ論では、それらの心理機能をどのような組み合わせで持っているかでタイプ分けをしています。
各タイプは「感情(F)」「思考(T)」「直観(N)」「感覚(S)」の心理機能を得意な順に4つ有していて、4つの順番には得意な順に「優勢機能」、「補助機能」、「代替機能」、「劣等機能」と名付けられています。また、「優勢機能」と「劣等機能」、「補助機能」と「代替機能」はそれぞれ正反対の心理機能がセットになると定義されています。
INFJは、内向的直観(Ni)、外向的感情(Fe)、内向的思考(Ti)、外向的感覚(Se)という心理機能を持っています。以下に、それぞれの心理機能とその特徴について詳しく見ていきましょう。
優勢機能:内向的直観(Ni)
優勢機能は、そのタイプが生きていく上で最も頼りにしている心理機能で、いわば主人公の役割を果たしています。内向的直観(Ni)は、物事を広い視点で抽象的に捉え、それらの情報から「今後起こるであろうこと」や「今はまだ明らかにされていなくとも、その事象が本当に意味していること」などの一つの収束したイメージに自分の内側でまとめる形で情報収集をする機能です。物事の本質を見抜くと言うと分かりやすいかもしれません。
INFJは、内向的直観(Ni)が優勢機能であるため、将来のことやこれから起こるであろうこと、やるべきことなどについて唐突に確信めいた閃きが降ってくることが多いです。それらの閃きは事実によって裏付けされているものではありませんが、多くの場合において正しいためINFJ本人も自分の内向的直観(Ni)で収集した情報をあるべき理想として信頼します。INFJは、自分の内向的直観(Ni)に従って行動することで、自分のビジョンを実現しようとします。
補助機能:外向的感情(Fe)
補助機能とは、文字通り優勢機能を補助する役割を担っています。外向的感情(Fe)は、他者の感情に焦点が向いていて、それを軸に物事を判断する意思決定の機能です。「皆がどう思うか」という点を重視しているため温かみがあり、他人軸で物事をジャッジする機能とも言えます。
INFJは、補助機能として外向的感情を持っているため、内向的直観(Ni)で見抜いた自分のビジョンは周囲の人々からの支持を得ることで形になると考え、皆の気持ちを考えた判断をする傾向にあります。INFJは、自分の感情よりも他者の感情を優先することが多く、人のために尽くしたり、助けたりすることに喜びを感じます。INFJは、自分の内向的直観(Ni)と外向的感情(Fe)をバランスよく使うことで、理想と現実の架け橋となることができます。
代替機能:内向的思考(Ti)
代替機能は、基本的に補助機能が有効に働かないときに作用する機能を担っています。内向的思考(Ti)は、物事を独自に理解し、自分の内面における論理的な枠組みを築き上げ、整合性の取れた意思決定をするための機能です。客観的な情報から主観的で整合性の取れた論理を組み立てるため、他人や常識に囚われずマイペースで冷静なジャッジをします。
INFJの内向的思考(Ti)は、代替機能に位置しているため、普段は補助機能である外向的感情(Fe)の裏に隠れていることが多いです。内向的思考(Ti)がよく働くときは、主にINFJが一人で思索に耽り内省しているときで、その際は優勢機能である内向的直観(Ni)で見抜いたビジョンに対して自分の中で冷静に分析を試みるでしょう。しかし、INFJは基本的にはそれほど内向的思考(Ti)を使うことを得意としていないため、物事を論理的な観点で分析することに疲れてしまうことがあります。INFJは、内向的思考(Ti)を使うことで、自分のビジョンに対してより深い理解を得ることができますが、それを過度に使うと、自分の外向的感情(Fe)や外向的感覚(Se)とのバランスが崩れてしまう可能性があります。