自分の性格タイプを知ることで、自分の強みや弱み、向いている仕事や趣味などを理解することができます。また、自分と相性の良いタイプや悪いタイプも分かります。これは、キャリアや人間関係においても役立つ情報です。
今回は、MBTIの性格タイプと年収の関係について見ていきます。あなたの性格タイプは、あなたの収入にどのような影響を与えているのでしょうか?高年収を得るためには、どのような性格特性が必要なのでしょうか?
MBTIの性格タイプ別の年収ガイドを参考にしてください。
MBTIの性格タイプと年収の関係
まずは、MBTIの性格タイプと年収の関係を見ていきましょう。こちらのグラフでは、16パーソナリティ(MBTI)と年収の関係が示されています。
平均年収が最も高いENTJ(指揮官)と、最も低いINFP(仲介者)には約27%の違いがあることが分かります。性格は年収に大きな影響を与えると考えられます。
このグラフはアメリカのデータですので、年収がドルになっています。少し分かりにくいですが、$70KのKは千を意味しますので、$70K=$70000=770万円となります。 ($1=110円で計算)
注意しなければならないのは、縦軸の下限が$55Kであることです。ENTJがその他を大きく引き離しているように見えますが、最低であるINFPとは約27%程度の違いです。 (それでも大きな違いではありますが…)
年収が高い性格タイプと低い性格タイプの特徴
では、なぜ一部のタイプは他のタイプよりも多く稼いでいるのでしょうか?MBTIの性格タイプは、以下の4つの次元によって構成されています。
- 外交性(E)と内省性(I):自分のエネルギーをどこから得るか
- 直感性(N)と感覚性(S):自分がどのように情報を受け取るか
- 思考性(T)と感情性(F):自分がどのように判断するか
- 判断性(J)と知覚性(P):自分がどのように行動するか
これらの次元によって、16種類の性格タイプが生まれます。例えば、外交的で直感的で思考的で判断的な人はENTJ(指揮官)と呼ばれます。内省的で感覚的で感情的で知覚的な人はISFP(冒険者)と呼ばれます。
これらの次元のうち、年収に最も影響を与えるのは、外交性(E)と判断性(J)の次元です。グラフからも分かるように、外交的で判断的なタイプは、内省的で知覚的なタイプよりも年収が高い傾向にあります。
外交的で判断的なタイプの特徴は以下の通りです。
- 周囲との関係を重視することから、自分の順位や世間体を意識する。
- 物事を計画的に進めることから、ルールや期限を守る。
- 責任感が強く、効率的に仕事をこなす。
これらの特徴は、高年収を得るために必要なものと言えます。一方、内省的で知覚的なタイプの特徴は以下の通りです。
- 自分の内面に向かって考えることから、自分の感覚や価値観を大切にする。
- 物事に柔軟に対応することから、変化や自由を好む。
- 責任感が薄く、衝動的に行動する。
これらの特徴は、高年収を得るためには不利なものと言えます。もちろん、これは一般的な傾向であり、個人差はあります。内省的で知覚的なタイプでも、高年収を得ることは可能です。しかし、そのためには、自分の性格に合った仕事や環境を選ぶことが重要です。
年収を高めるために必要な性格特性とは
年収を高めるためには、どのような性格特性が必要なのでしょうか?MBTIの性格タイプは、4つの次元だけでなく、23のファセットと呼ばれるより細かい側面によっても分析できます。これらのファセットは、あなたの性格のより具体的な側面を表しています。
例えば、外交性(E)と内省性(I)の次元には、以下の5つのファセットがあります。
- 社交性:人と話すのが好きかどうか
- 活発性:人前で積極的に発言するかどうか
- 断言力:自分の意見を主張するかどうか
- 活気:人と一緒にいるときにエネルギッシュになるかどうか
- 熱意:人との関係に情熱を持つかどうか
これらのファセットは、あなたが外交的なタイプか内省的なタイプかをより詳細に示しています。例えば、あなたが外交的なタイプであっても、社交性や活気が低い場合は、人と話すのが苦手な場合があります。あなたが内省的なタイプであっても、断言力や熱意が高い場合は、人との関係に積極的な場合があります。